第49話役に立たない

デイビッドは眉根を寄せ、どう返すべきか決めかねていた。

「別の話をしましょう……」

「彼女、あなたに贈り物をくれたことは? たしか、全部ガラクタだって言って捨てたんでしょう。でも、こっそり取っておいたに違いないわ」

図星を突かれたことに面食らい、デイビッドはこめかみを揉んで、ただ黙ってうなずくしかなかった。

ソフィアにはデイビッドが興味深かった。あれほど無関心そうに見えるのに、こういう話になると耳が赤くなる。

認めたくないのか。それとも、怖いだけなのか。

「彼女に連絡を取ってみた?」

「した。でも……」デイビッドはどうしようもない無力感に襲われ、首を振ってそれ以上は言わなかった。...

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